2020.03.29

世界で唯一?UFOを待ち侘び続ける空港 仏

フランス郊外の町にUFO専用空港が存在するのはご存知であろうか。

ワインの生産地や世界遺産「月の港」で有名な街ボルドー。その中心部から車で約1時間の場所に位置する町アレス。このアレスの海岸沿いには、地球外からの来訪者を受け入れるスポットがある。

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当時ボルドー・メリニャック空港の従業員で電子機器の専門家ボブ・コッテン氏は地球外旅行者の迎え入れ先が無いことに疑問を覚えていた。1976年8月15日、コッテン氏を主導にアレスの隣町アンデルノス・レ・バンで行われている牡蠣祭りの一環で、地球に訪れた宇宙旅行者専用の空港を設置するための請願がなされた。これを支持したクリスチャン・レイモンド市長は市議会での賛同を得ることができ、その場所を「オヴニポート」とした。

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しかし、長年にわたりUFOが着陸するためのスペースを舗装しただけで、分かりやすい目印のようなものは一切なかった。それから30年近くの時が経ち2006年、新しく生まれ変わった牡蠣祭りで自治体が、上記の写真の通り石碑を設置した。石碑には「宇宙旅行者のために予約されている」と記されているのと同時に、惑星と空飛ぶ円盤が刻まれている。

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Telegraph(英)によると、4年後の2010年9月にアレスで大規模な「Allo Ares ici UFO」という地元の航空100周年を祝したUFOやエイリアンに関するイベントが開催された。そのイベントで初の来訪者が見られたという。来訪者は全て空港税が免除され、地元のプールや泥スケートのコンテストに参加できることも確定している。

しかし、その真相は地元の芸術家が製作した「人工物のUFO」であった。SF映画から飛び出してきたようなこのモニュメントは、フランス人作家でSFの父ジュール・ヴェルヌの作品に影響されたと言われている。

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リュイールホット

そこから、さらに時が経ち2016年6月、リュック・アルビングレ氏とティエリー・ルーザード氏の共同作業者達によって、より長持ちするよう改善が加えられ現在の第2号機に取り替えられた。

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そして、実際にInvisible Bordeaux(仏)が製作者の二人を取材した様子がこちら。

昨今では、アメリカが「宇宙軍」を再編成したり、中国の月面探査車「玉兔2号」が世界で初めて月の裏側を探査したりと、地球から宇宙へと向かう意識が高まっている。

その一方で、ここ「オヴニポート」は創設から約44年が経つ現在も、宇宙から地球に訪れる地球外旅行者を待ち侘び続けている。果たして、本当の意味で初めての来訪者は現れるのか。今後に注目していきたい。

参考

「The Telegraph」(英)

「Invisible Bordeaux」(仏)

「YouTube」

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