2020.07.31

ストーンヘンジの運搬元が判明か

長年謎が解明されずにポツンと佇むその姿はどこか神秘的である。

ストーンヘンジはイングランドの南部ソールズベリーに存在するストーンサークルで、1986年には世界遺産にも登録された観光地として知られている。

Science Advancesが29日に発表した研究論文によると、どうやら巨石が運ばれてきたルートが判明したという。ブライトン大学のデービッド・ナッシュ教授を始めとした8名の著者が記した論文では、ウィルトシャーのウエストウッズ付近で先史時代の人の痕跡が多数見つかっており、そこから運ばれきたという。

ストーンヘンジはそれぞれ建設された年代が異なっているとされ、今回の発表内容は第2段階にあたる仮説とつながるものである。その仮説とは、紀元前2500年前後に巨石を運んでいた人々は、高度に形成された組織社会に属していた可能性があるというものである。

教授らはまず、ストーンヘンジを構成しているサルセン石を化学組成をX線装置で分析した。その結果、ほとんどの産地が1か所に集中していることが判明し、さらに質量分析機器で1950年代に巨石から抜かれた円筒形試料を分析した結果、ウエストウッズ付近の砂岩と似た性質が判明した。

AFPによれば、ストーンヘンジとウエストウッズの間に巨石の手がかりが見つかれば、さらに細かく運ばれたルートが判明する可能性があると教授は述べている。

私は以前、レンデルシャムへ向かうべくイングランドに訪れたことがあり、その序でにと言っては勿体ないが、ストーンヘンジにも足を運ぼうとしていた。しかし、結局日程と予算の兼ね合いが取れず断念したことがある。あの時、無理をしてでも訪れておくべきだったように思う今日である。

参考

Science Advances

AFP

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