2020.08.05

仏陀少年のこれまで

15年前、ネパールで仏陀の化身と話題になったラム・バハドゥール・バムジョンという少年がいた。

引用元:「YouTube」より

15歳から瞑想を開始

1990年4月10日ネパールのバラ地区ラタンプルで生まれた彼は、小さい頃からラマ僧や聖人の真似をして過ごしてした。勉強に励んでいた彼は一人の時間を過ごすことが多く、一人で拝んだり人間観察をしたりと、この頃から既に周囲とは違った立ち振る舞いをしていた。

その様子を見つめていた父親は、村のラマ僧のもとでラマチョイの経典を学ばせた後出家させることを決め、チトワン村自治体第8区スッダのソム・バハドウール・ラマ僧によって僧侶として受け入れられた。

仏門に入るためには洞窟で1ヶ月瞑想することが習慣としてあるが、彼は深く長く瞑想が持続し、才能の片鱗を見せていた。

2年の教育を経て、更なる教育を受けるべくデラドウンへと向かった。しかし、病を患った彼は師たちのもとを離れて、家に帰り療養に専念した。その結果、再び元気と取り戻し、2005年5月16日に足を引きずりながらも家を飛び出し、しばらく家には戻らなかった。心配した家族は捜索して発見したものの、彼の弟に水と米、ラマ僧の袈裟、数珠、仏陀の絵を持ってくるよう頼んだ。家族の願いも虚しく泣くのをやめてくれと家に帰した後、瞑想の態勢に入った。

涅槃の境地に達するまで今後六年間の瞑想が必要であると語った彼は、菩薩樹の下で瞑想を続けていった。

10ヶ月間の瞑想の末、謎の失踪

瞑想を続けていたおよそ10ヶ月間、飲まず食わずでずっと瞑想を続けていた彼を一目見ようと、インドやネパールの各地から信者が押し寄せ、いつしか「仏陀少年」と呼ばれるようになった。

そんな最中で2006年3月11日、10ヶ月瞑想を続けていた彼が突如として失踪したのである。信者たちは更なる瞑想の地を求めて森の奥深くに入っていったと予想し、地域委員会の銀行口座には600,000ルピーを超える募金が集まった。

これに対し警察はマネーロンダリングの疑いをかけ、捜査に乗り出した。銀行口座を凍結したものの、結果的には不正した証拠もなく捜査は打ち消しとなった。

3月19日には信者たちが失踪した場所から3kmほど離れた場所で彼を発見し、「ここには平安がない。」と述べた後6年後に戻ってくると伝えた。

2006年12月25日にはバラ地区で瞑想している彼が発見され、彼の邪魔をせずに離れた距離から傍観することを許可した。それから巡礼者達も彼を拝みに瞑想の地へと訪れていくようになった。そこから2007年3月8日、静寂な地を求めてバラ地区を去った。

2007年3月26日、ニジュガード区域警察のラメシュヴォル・ヤダヴ検査官が穴の中で身なりを清潔に整えた彼が瞑想をしている様子を発見した。さらにそこから4ヶ月後の2007年8月2日にはとうとうバラ地区のハルコーリアのジャングルで大衆を招集し説教を始めた。約3,000人もの人々が集まり、地元のFMラジオでも放送された。

それから翌年の2008年11月10日、ニジェガド付近のラタナプリのジャングルに再び現れた。長髪に白装姿の出で立ちで現れた彼は、12日間かけて約40万人もの巡礼者に教えを説いた。

その後

2010年には地方の村人に対して暴行を加えたり、2012年には彼の信者たちによってスロバキア人女性を拘束したり、2018年9月では18歳の尼僧がレイプされたと訴えた後、数十人が暴行を受けたと訴えたりと、何かと世間を騒がせている。

そして、2019年1月7日には信者の一家4人が行方不明になったことを契機に、カトマンズの警察が捜査に乗りだしていた。

現在彼は瞑想を始めて「仏陀少年」と呼ばれた15歳から、倍の年齢にあたる30歳を迎えた。

参考

BSDS

AFP

YouTube

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